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第88番;大窪寺(意外や意外の第4回) [四国八十八箇所]

そういうわけで女体山経由で大窪寺に到着。

ま、今回はまさかこういう展開になるとは思いもよらなかっただけに、経文も念珠も納経帳も持ってなかったが、死を垣間見たこの地で観光気分を味わうのもまた一興。

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(番外編)女体山展望台 [四国八十八箇所]

2007年10月28日。知人が香川の地へ。
もうお一方含め3人で近況をいろいろと話しながら食事をし、さて、残った時間どうしようか?

大窪寺でも行く?
(言ったのは私じゃないんです、念のため)
ノ゚ο゚)ノ オオオオォォォォォォ-

なんとまあ、いい方向に話が行くではないか。

今回は車である。では、早速参りましょう、というわけでナビは寺部長の私が責任を持って行なう。

かつて死ぬ思いをしながら何時間もかけて通った地獄のコース、なんとまあ、車で行けば速く、そっけなく、そしてあっけなく進むことか。

そしてあの場所へ!!

となれば、取り敢えず言ってみるしかない、秘めたる思いを内に。

「あの、すいません、ここでちょっと止まってここ登ってもいいですか?(頼むから行かせてくれー、と心の中で祈る)」

そう、女体山展望台である。

     
かつてすぐ下まで到着しながらあまりの消耗ゆえに諦めたあの場所(この場所ですね-2007年9月12日アップ分参照-)に、まさか再び来るチャンスが訪れようとは!!

             
頂まではすぐであった。
鳥居があって(左)、木々に囲まれた、こんな感じのひっそりしたところ(右)でした。

というわけでみんなで登りましたよ。

             
展望台というわりには景色はいまいちだな。

今回記事のカテゴリーは四国八十八箇所と直結しないかもしれないとも思ったが、これまでの流れを鑑みてこうさせてもらった(‐◎_◎)ノ

でも、これで遣り残していたものが一つ解決。
なんともいえぬ満足感ですな。
有難う、知人。

それでは、大窪寺へ行きますよ。


第84番;屋島寺(2回目-香川完結) [四国八十八箇所]

遂にやってきた、この時が。

2007年10月20日。前の記事<屋島>の一環として。
屋島観光とはいえやはり元来の目的はここである。納経を無事済ませれば香川踏破完遂だ。

     
先回とは違い、裏から侵入。
裏といっても表よりも綺麗ですな。観光客向けという感じですかな。 

             
前の記事でも書いたが、屋島寺そのものは比較的小さいのだな。

             
本堂(左)と大師堂(右)。
この日も観光客に負けじとお遍路ツアーがたくさん参拝してて、大変賑やかだった。

             
七福神と狸。屋島と狸はどんな関係なのかな。いたるところに狸の絵や像がある。

             
狸のさらに奥の鳥居。そしてやはりこれは外せませんな(‐◎_◎)ノ。

              
左;仁王門。屋島のロケーションを考えると、仁王門からが屋島寺になるのだろうか?
右;納経。

    
そして表(?)入口。やはりこれだろう。
暑い時期だけとはいえ3年がかりでようやく戻ってきたぜ。

思えばこの表(?)入口こそが四国八十八箇所の入門となった場所であった。
香川県だけではあるが全てを自分の足(自転車だけど)で廻りきったことは大変な充足感だ。

本当にいい体験でした。有難う、やしまでら。


第85番;八栗寺(2回目) [四国八十八箇所]

2007年10月13日。8日の志度寺に続き、八栗寺へ。
ここと屋島寺で納経を済ませれば真の完遂となる。

距離的に言えばこれまでの西方をこなした身として、八栗と屋島を一日で廻りきることくらい朝飯前なのだが(実際、2年前の八十八箇所デビュー時も1日で廻った)、いよいよ最終段階かと思うと数と距離が問題となっていた夏までとは違い、一つ一つが感慨深い前進(消化と言ったほうが正しいかな)だ。
この日も当初より八栗一箇所(をゆっくりと味わおう)と決めていた。
この決定の背景にはこれまでにはない別の理由もあったのだが。。。

いつもと変わらぬ寺回りの格好で出発したのだが、寒い。先月までは暑かったというのに。
まあ、それはどうでもいいとして、ひとこぎひとこぎを慈しむように踏みしめ前進、例のロープウェイ乗り場まで難なく(と言っても最後のほうは自転車を押して進むのだが)到着。いやー、近い近い。2年前の苦労が信じられん。
ちなみに途中の山田屋さん(うどん屋さんです-2007年9月8日アップ分参照)はこの日も大盛況でしたよ(通っただけで食べてないけど)。

     
いままでずっとロープウェイと言ってましたがよく見るとケーブルでした。申し訳ございません。
勿論乗りませんよ。

というわけで横の山道を登りますよ。

            
(左)途上にある略図。乗り物を使わないことによる、予期せぬ情報との遭遇もまた楽しい。
(右)何気に到着。仁王門をくぐれば懐かしい八栗寺だ。

     
やはり圧倒的だ。
今思えば、この地にて香川県だけでも八十八箇所霊所を廻ってみたいと思った(2007年9月8日アップ分参照)のだった。
その決断は間違っていなかったと思うし、全てを踏破した後またこうして戻ってきたという感激もひとしおだ。

              
(左)ここは納経所が手前側にある。廻り方が意外に難しいのかな?
(右)納経所より少し奥へ。先ずは本堂ですな。ちなみに、奥に見える岩山、これは<五剣山>というんですね。

              
案内板で位置関係を確認し、本堂から更に上へ登り進む。
2年前と変わらないのは当たり前だが、久々の訪問で、やはり新鮮だ。
何となく弥谷寺(第71番;2007年9月17日アップ分参照)と似た感じですな。

              
弥谷寺と似ているように感じるのは階段の多いロケーションもさることながら、その霊的な空気も大きな要素だろう。死霊が集まると信じられている弥谷寺、源平合戦後多くの死霊が彷徨う八栗寺。私には全く霊感がないのだが、それでも共通する何かを感じさせるだけものがある。五剣山へ通じる道なのだろうか、それとも別世界への結界であろうか、敷地の奥のほうは柵で遮られ、多くの場所で立入禁止の札が立ててある。

              
再び降りて東へ。右側の写真中央付近の建物が大師堂ですよ。

              
何度か体験することにより理解できることもある。映画鑑賞と同じだ。
2年前はなにやらよくわからないまま通ったこの場所も今回再び観てなるほどと頷く。
左;四国八十八箇所石仏霊場。
右;創建時の八栗寺山中八十八箇所巡路略図。今とは全然違う。何か歴史的なカギが隠されているような気がする。

              
左;水がどす黒い。なぜか明るめに写っている。
右;八栗寺本坊(本堂ではありません)より。五剣山のほうに眼が行ってしまいますな(‐◎_◎)ノ。

              
左;ケーブル乗り場の休憩所。誰も居なかったのでここで下界のフレッシュバリューというスーパーで買ってきたご飯を食べましたよ。
右;休憩所よりの風景。結局五剣山かよ、と言われそうですな(‐◎_◎)ノ。

そして。。。

      
遂に見つけてしまった。五剣山の上になにやら祠が見えるではないか!

そう、これだ!!別の理由とはこれだったのだ!!!!

五剣山にはどう行けば登れるのであろうか。。。

                
左;納経。いよいよ屋島を残すのみとなった。
右;下山途中の風景。

      

さらば、やぐりでら。。。。本当に有難う。。。。。。。。。


第86番;志度寺(第2回) [四国八十八箇所]

え、もうおしまいだといっておきながらどういうことだぁーーっ!!と思われるかもしれないがそうではない。熱心かつ賢明な読者であれば、一応完結を見たものの、まだ遣り残していることがあることにお気付きであろう(お気付きでない方が馬鹿であるという意味ではない-ついでながら、熱心な読者などいるわけないこともわかってはいるんだけど)。

というわけで、2007年10月8日。つまり今日ですな。遣り残しのある残り3箇所を本日一日で全て廻りきる予定であったが、朝の空模様が非常に怪しく取り止め。ところが昼も近くなったころになって、いつの間にか晴れていることに気付いた私は取り敢えず志度だけでも、と思い出発しましたよ(アホやな)。

今までとは違い、頭にタオルを巻くこともなく、しかも健康スリッパ(いぼいぼのついてるやつですな)という、遍路を馬鹿にしたような格好でいざ、出発(‐◎_◎)ノ(だってー、志度一箇所しかまわるつもりなかったし、志度まではほぼ平坦で楽勝なんだもん)。

途中予期せぬハプニングがあり一波乱あったがどうにか切り抜け、あっけなく到着。

      
香川県としては異例(?)の快晴ではないか。午前中の雨模様が信じられん。

             
香川県八十八箇所踏破後の行脚でもあり、精神的にも余裕があるからであろうか、先回訪問時には気付かなかった多くの発見もあった。
あれ、ここってこんなにお地蔵さんがあったっけ?(左)
さらには悲願金剛までも。(右)
ちなみに先回訪問時の<渇水で池の水が干上がっている>ということを書いたが、今回訪問時も水はなかった。元々水をひいていないようだ(写真は割愛)。
先回訪問時の印象は拍子抜けなんて書いてしまいましたが、なかなかどうして、いろいろありますね。

そして先回拍子抜けなんて書いた罰がここでも下る。

なんと、経文を忘れて来ました(T_T)。

     
でも例によってツアー御一行様方がここにも襲来、またまた大合唱を始められましたので、私もひっそりと隅っこで一緒に手を合わせさせていただきましたよ。

              
左;ここでも子供がおばあちゃんと遊びに来てました。大興寺でも同様のことを書きましたが、やはり和みますな。
右;<奪衣婆堂>とある。中に居る像が奪衣婆か。中からこちらを伺うその表情は、怒りにも微笑にも見える。見る人間の心を見透かすかのようだ。

                   
五重の塔。何と下で犬が死んでました。そして納経。あと2つか。。。

本日の八十八箇所は予定通りこれで終了。
往路にて発見し、気になっていたあの場所へと向かう。


第66番;雲辺寺 [四国八十八箇所]

2007年9月16日。いよいよ運命の日である(大袈裟ですな)。
    
わかりにくいですけど、なんと雨が降っている。。。。。
最後の最後に雨とはついていないな。
特に今回のコースは順路の場合<遍路ころがし>ともいわれる急勾配の山道なので、逆打ちの登りはさぞやの登り坂であろうし、雨で滑らないか不安でもあるのだが、恐らくもうチャンスはない。前進あるのみだ。
朝食を昨日の4名で一緒にとり、そして各々が予定通り出発。
私も準備を整え(昨日の大興寺のペットボトルに命の水を入れた)、更には青空屋さんのお気遣いもいただき、7時過ぎくらいに出発。丁度出発するころに雨が上がったのもラッキーだった。
    
雲辺寺までの略図。
「ここから雲辺寺までは約4.6キロ、山道のためゆっくり歩いて約3時間半の道のりです(健脚向)」と書いてある。
健脚でも3時間半なのか。
他と違い、ここだけは自力でいく場合は遍路道を行くしかない。
これまでいろいろあったが後は登るだけだ。

余談だが、昨日の青空屋さんのご主人情報によると、雲辺寺までの時間はゆっくり登れば3時間、だが速い人ならば1時間で到着するという。標高900メートルを超えるところへ1時間とは驚いたが、まあ、これまで歩き遍路で修羅場をくぐった方ならそれも可能であろう(普通はこちらから登るのは逆打ちなのでそれほど多くはないのだろうけど)。逆に戻り(本当は逆ではなく、所謂順路ですな)だと、速い人だと40分でここまで来るそうですよ。ちなみにご主人曰く、私が腰痛を患っていることなど話したら、3時間はみたほうがようでしょう、とのことであった。ということは健脚以上とはみなしてくださったということだろうか?

上の案内板からほどなくして山道へ突入。いきなり急坂だ。2段上がれば標高1メートルは上がってるんじゃないかな、と思わせるほどの急勾配だ(自転車を置き去りにした後の女体山地獄-2007年9月12日アップ分-を思い出さずにはいられませんな)。
腰痛も手伝って生汗が滲み出る感覚を伴いながら前進。とにかく自信がないので、所々にある休憩用のいす(ベンチというにはちょっと違うかな)があれば必ず休むようにした。なんとハードな(というか、途中で気付いたのだが、身体がまだ起きてないのね)。ペットボトルの水もいきなり活躍だ。ただ、飲むタイミングと進度のバランスだけは考えなければならない。
    
こんな感じの道が延々続くのです(‐◎_◎)ノ。

           
(左)7時37分。30分かけて1キロ進んだ。あと3.6キロだ。1時間で登りきる奴とは一体何者だ!?
(右)一瞬景色が開けたので撮影。7時39分。左写真の直後ですな(‐◎_◎)ノ。高いな。
           
実は先程の7時39分のところは休憩所でもありました。いすに座って数分休みましたよ。
というわけで恐怖鰻渕伝説だ(左)。
ちなみに私は鰻渕という人を知っている(関係ないけど)。
さらにちなみに、恐怖伝説からはあと3.5キロだ(右;7時42分撮影)。
このあたりからだっただろうか、登りはじめと比べると、勾配もやや普通の登り(十分にハードな登り坂だが)になったかな、という気がする。
    
7時54分撮影。一瞬の切れ間からしかこのような風景(遠景)は垣間見ることが出来ない。
このようなチャンスがあるたびに逃さず撮ったことが結果的に吉と繋がろうとは。。。

            
左;へんろみちその1(7時54分)。心揺さぶられますな。
右;野鳥を観察しよう(8時7分)。全然おらんですよ。

            
左;へんろみちその2(8時29分)。
右;雲辺寺まであと1.7キロ(8時45分)。相当疲れたな。少しペースも落ちてるか。ここで初めて順路を行く方とすれ違いました。結構お若い方で、1番から順に廻っていらっしゃるそうでした。ここまでくれば、あとはそこまで急な登りはないこと、雲辺寺まで行けば水堂で水が飲めるので、下山する際にはペットボトルを持っていれば、それに水を入れて降りるといいですよ、と親切に教えてくださいました。ペットボトル大活躍ですな(‐◎_◎)ノ。
            
(左)霧が立ち込めてきた。山頂に近いのだろうか?人が写ってます。順路すれ違い2人目。この後たしか4人の方とすれ違ったかな?
(右)9時00分。あと1.2キロだ。この後道はほぼ平坦になり、登りもあまりなくなる。
            
(左)9時08分。おおっ、遂に光が!!
(右)9時09分、出発から約2時間、山道を脱出し、振り返って撮った写真。左の写真の出口からということですな。
左へあと0.6キロで到着だ。(寄り道しなければ2時間15分くらいで雲辺寺到着でしたか)。
せっかくここまで来たし、と、ここで右の北嶺展望台(ここから100メートル)へ寄り道しましたよ。ただ、冷静に考えると、帰りに寄ったほうがよかったかな?
とはいえ、当時はこれまで長らく目標としてきた到達点に遂に行けるかと思うと、勿体ぶってこちらを先に選んだともいえる(急にまじめな語調になったな)。
    
寄り道の途中で。別世界に来た感じですな。
           
(左)これが展望台かな?柵が閉まってて入ることは出来ませんでしたよ。
(右)寄り道もう一枚。下のほうの雲は自分の居る位置よりも低いんですね。

さあ、ここからはいよいよ雲辺寺へ行きますよ。
道は平坦で、もう登りはありません。
           
左;これは何であろうか。寄生獣の抜け殻かな?
右;巨大ミミズ発見。懐かしいですな(‐◎_◎)ノ。

そして、遂に見えてきた。なんだ、あれは・・・
            
トラックもあるけど、石屋さんがあるのかな?
いや、違う。。。

    
なんと。。。凄い数の石像が・・・

    
そして遂に、現在地に着きましたよ。ちなみに上の石像は<五百羅漢>だったのですね(最初見た瞬間は売り物かななんて思ってしまいましたが全然違いましたね)。

           
水がとても冷たく気持ちよかったです(左)。記念撮影(右)
さて、廻りますよ。

           
仁王門と雲辺寺ご詠歌。
仁王門は古い感じだが峻厳な雰囲気も持ちあわせてますな。大自然の厳しさゆえですか。
    
いよいよ階段から入って行きます。

           
左;鐘楼。ここにも御一行様軍団が来てて大師堂で大合唱なさってましたので、この鐘楼の下で待ってたら、別のお遍路おじさんがこの鐘楼の屋根の柱について、「全て角度が違う。これは大変な技術ですよ」と教えてくださいました。言われるまで気付きませんでしたが、確かにそうですねぇ。
右;マニ(摩尼)車。エキゾチックですな(‐◎_◎)ノ。
           
大師堂(左)。本堂は工事中でしたよ(右)。
           
左;というわけで仮本堂(左側の小さいほうの建物)でおまいりしましたよ。
右;おおっ、最初にすれ違ったお遍路さんの言ってた水堂だ!!ペットボトルも大活躍。
         
納経所と納経帳。定番ですな(‐◎_◎)ノ。
いつもならこれで終わりなのだが。。。

今回はまだ終わらんのですよ。
案内図の毘沙門天、これは外せませんな(ついてにロープウェイ乗り場も見とくか)。
というわけで行きますよ。

なんと。。。

           
毘沙門天像の巨大さには唖然。山頂にこのようなのがあったとは(第67番;大興寺の記事-2007年9月17日アップ分-参照。下界からは全然わかりません。)。。。。。
さて、毘沙門天堂に入ろうかと思いきや・・・ここで予期せぬ事態が発生する。

デジカメのバッテリー電源が切れてしまった(T_T)(一応充電器は持っていた)。
さすがに充電目的でコンセント貸してくれとは言いにくい(場所が場所だけに)し、困ったな・・・取り敢えず堂内に入ったらコンセント発見!!早速差し込む!!チャージされない。
管理室にも誰もおらず、堂内のヒューズも落としてあった。
仕方ない。一応観て廻ろう、というわけで以下は携帯ショットです。

堂内の階段を上がると、景色が展望できます。
       
       
とまあ、こんな感じですよ(‐◎_◎)ノ。

県境におります(雲辺寺は徳島県ですからね)。
                
ただいま徳島県におります(左)。この柱の裏に廻れば香川県です(右)。

このあと予期せぬ方法でデジカメバッテリー充電の手段を得、その間約40分ほど休んだ。

そしたら、雨が降ってきた。。。さすがは雲辺寺、甘くはないな。
そして一瞬にして、といいたいほどに、山頂は霊山の如く(雨と)霧に包まれる。

    
    
復活したデジカメで毘沙門天の威容をもう一度(雨霧で駄目ですな)。
           
遠景撮影は絶望。
さすがは雲の中の寺。これはこれで貴重なドキュメントですな(‐◎_◎)ノ。

せっかくなので有名なロープウェイに接近しましたよ。
           
左;なるほど、こんな感じか。みんな当たり前のように乗ってますな(私は乗らんけど)。
右;ロープウェイで来る人が多いからでしょう、おむかえ大師がいらっしゃいますよ。

では、そろそろ帰路につくか。。。

    
再び五百羅漢を通って戻る。
酸欠であろうか、寝込んでいらっしゃるではないか!大丈夫であろうか。。。心配である。
           
文字通り霊的。霧の立ち込めるこの雰囲気にその思いを一層強くする。
これ、動き出したら怖いな。いや、怖すぎる(‐◎_◎)ノ。

そして、また遍路道を戻る。
    
山道がまた霊的ですな。
           
左;丁度1時間くらいで青空屋さんのところまで戻りました。登りで苦労しただけあってものすごい下り坂で、引力に負けて歩けませんでしたよ(ようするに走って降りた。滑って怪我する人もいるだろうな)。
右;さらば、雲辺寺(雲で全然見えんな)。

このあと雨は更に量を増し、土砂降りに。
電子機器等ビニールに詰め、ずぶ濡れになって地獄の帰路へ。
凄い降雨量だ。本山町の山を自転車を押して進み(これがまたハードでしたな)、32号線を帰る。
途中寄ったコンビニさんには悪かったですなぁー(だってー、私が歩くと映画<仄暗い水の底より>状態でずぶずぶと足跡が残るんだもん)。格好自体乞食同然だったし。
帰宅したのは18時30分ころだったか。
雲辺寺お土産だけがなぜか濡れていた。
さすがは雲辺寺。ただではすまさんということか。

参りましたな(‐◎_◎)ノ。

最初は不可能と思っていた最終目的地雲辺寺だけに長くなってしまった。すまん。。。

というわけで、私の八拾八箇所(と言っても香川県だけですが)廻りはこれで終了です。
大変辛かったけど楽しい旅でしたよ。


民宿<青空屋> [四国八十八箇所]

2007年9月15日の到着点、それがここ、民宿<青空屋>さんです。
    
自転車を停めていたらお迎えに出ていらっしゃいました。
ご主人、「あ、逆打ちの」(こちらはそんなに本格的ではないだけに恥ずかしいですな)
自転車を見て奥さん「あ、自転車だったんですね」(自然体ですな。ま、いろんな方々が来てるでしょうからね)
結論から言いますと、ここは本当にいい民宿でしたよ。
遍路以外(ビジネスとか)で来てもここに泊まりたいですな(‐◎_◎)ノ
最近HPも開設なさったとのことです。
            
左;青空屋さんをバックに記念撮影(何かがいます)
右;部屋の窓から撮った風景。ちなみに雲辺寺は右の屋根の向こう側になりますかね。

この日の宿泊は私を含め4名。私が一番のりだったので最初に風呂に入れたのはラッキーだった。そして食事。これがすごい。私は疲れてるときはあんまり食べないのだが、ここの食事は大変おいしく、ご主人にいろいろとお話を伺いながら(雲辺寺までの道中には何もないこともここで知った)一気に平らげてしまった。食べている最中に他の御三方も来られた。お一人が男性の方で歩き遍路、あとのお二人は女性二人組みで車で遍路なさっているとのことであった。驚いたのは男性の方は静岡の方で、時間が出来たときに四国まで来て廻っていらっしゃるとのこと、また、女性のお二人も大阪の方で、こちらは時間が限られているので番外含めとにかく数を廻っていらっしゃるとのことであった(私の香川県のみというのはちょっと恥ずかしいな)。だいたい21時くらいまで民宿のご主人も一緒にいろいろとお話を致しましたが、遍路についてのいろいろな考え方、情報その他、驚くような内容もあったりしてなかなかでしたね。結構知らない世界があるんですねぇ。。。
皆さんは6時に朝食をとり、その後すぐに出て行くとのこと。私は雲辺寺だけなのでゆっくりしててもいいんだけど(とはいえ、雲辺寺まで3時間かかるようなのでそんなにゆっくりも出来ない)、なんかそういうわけにもねぇ。。。翌日も早いし、解散した後はすぐに床についたのですが、明日への緊張のせいか不思議と寝れない(まるで大窪寺野宿のようだ)。横になっているのに。寝れないというよりはナーバスになりすぎて目を覚ましすぎている感じか。

しかし、いろいろな宿泊者の都合に合わせいろいろ対応なさる青空屋さんのご夫婦も大変ですな(‐◎_◎)ノ


第67番;大興寺(小松尾寺) [四国八十八箇所]

平地の3箇所(70番から68番)を終え、いよいよ大詰めだ。大興寺までの道のりは起伏があるように思っていたが、果たしてどうかな?

というか、先の観音寺&神恵院を出て、道を間違ってしまう。痛いロスをしてしまった。

ま、それはいいとして、見える見える。下が途上で撮ったその写真。
    
あれが雲辺寺のある山だ。果たして行けるだろうか、この俺が・・・
ちなみにあの山のどのあたりに雲辺寺があるかはまだわかりません。
ましてや山頂にあのようなものがあろうとは。。。

16時10分到着。途中は思ってたほど起伏はなく、想定していたよりも楽でしたよ。

    
お、なかなかいい感じですな(‐◎_◎)ノ。
           
門をくぐった後、階段まで少しあるのですが、木々は逞しく、なかなか霊的です。
それがこの寺の雰囲気を独特のものにしていることは間違いないでしょう。

           
本日の最終目標(霊所という意味で)に達し、一安心。
子供がおばあちゃんと遊びに来ていた。俺も昔こういう時代があったなー。
ここは外観から受ける印象とは違い意外に小さいが、なんとなく静かな感じ(まあ、蝉はいるんだけど。あくまで雰囲気がですね)だし、うまく説明は出来ないがやっぱりいいところだなぁと思った。
抹茶ショコラは溶けて液体になってましたよ。
ここで自動販売機でペットボトルの水を一本買って飲みました。で、全部飲まずに民宿までのことを考え少しだけ残し、捨てずに持っていきました。
このペットボトルに明日救われることになるとは、このときは想像も致しませんでしたよ。

              
無事に本日の目的を達し、雲辺寺に接近しますよ。


第69番;観音寺・第68番;神恵院 [四国八十八箇所]

いままで一箇所ずつ載せてるのに、今回は2箇所同時。手抜きか?何故だぁー、てめぇはその程度の野郎か(はい、その程度なんですけど)、と思われるかもしれませんが、この2箇所は1箇所にまとまってるんですね。というわけでこうなりましたよ。

まあ、だいたいどのへんかは想像ついてたんですけどね、到着。
14時44分。結構早かったな。

    
まあ、こういうことですな。見えにくいと思うけど。
    
こんな感じで境内内(けいだいない、と読んでください)が分かれてます。
            
本堂(左)と大師堂(右)。大師堂に写っているおばあちゃんがすごく大きな声で般若心経を唱えていらっしゃるのが印象的でした(このあとも本堂で唱えられました)。
            
以前はこの上の建物が神恵院の本堂だったようです(左写真)。この場所は観音寺の陣地だし、はっきり区分けするために移動したんですかね?
右の写真は左写真の階段を登って左に行ったところにあり、観音寺の建物と推測されます。

さて、神恵院へいきますよ。
上の観音寺本堂を撮った位置でそのまま左斜め後ろを振り向けば、そこはもう神恵院です。

神恵院と書いて「じんねいん」と読むんですね。

            
なんだ、納骨堂か?違いました、神恵院本堂でした(左が外観で右が屋内)。
それにしても旧本堂(上で紹介してますね)とは全然違う雰囲気ですな(‐◎_◎)ノ。
というよりも四国八十八箇所のなかでもこういうところってあるのでしょうか?
変に近代的というかなんというか。。。
それこそ宇宙人でもお参りに来てるのかなという雰囲気だ(‐◎_◎)ノ
            
で、大師堂ですね(左)。納経所は観音寺と神恵院同じところで同じ方が書かれます。

                  
左が観音寺、右が神恵院ですね。
納経所には2箇所分お支払いください旨のことが書いてあった。
片方だけお参りする人はいないのかな(いないだろうな)?

というわけで無事に終了。
15時30分くらいに出発(意外と長居したんだなー)、第67番、大興寺へ向かいましたよ。
スケジュール通り行きたかったのでここまでナーバスにタイムキープしてきましたが、ここに来てようやくどうにかなりそうだ、と思いましたよ。


第70番;本山寺 [四国八十八箇所]

第71番の参拝を終え暫く休んだあと、次なる目的地本山寺へ向かう。わかりやすい道は再度鳥坂峠へ戻り国道11号線を進むのがいいのだが、腰痛の身、またあの場所まで登って戻るのは辛い。というわけでちょっと回り道して11号線へ合流。
過去に女体山経由大窪寺で教訓を得た(番外編;女体山・奥の院コースへ-第88番;大窪寺-2007年9月12日アップ分参照)私は途中、高瀬町にあるマルヨシセンターというスーパーでおにぎり一個と甘系ジュース1本と100%ジュース1本と麦茶を1本と抹茶ショコラ(疲れてるから飲み物は入るけど食いもんはあんまり入らん)を買って(ここはカード使えんのね、高松市のマルヨシは使えるようだけど。ニーズがないのかな?)、前3者を一瞬にして胃に入れましたよ。そして抹茶ショコラを食べながら出発。
正直どのへんにあるのかしかわからなかった(観音寺市に入って川を渡る手前で右折しなければならないことはわかっていた)が、たまたま信号待ちしていたら四国のみちの案内が目についた。なんだ、ここから入ればいいのか。というわけで結果的に効率よく行くことができましたよ。

13時45分到着。
          
着いたはいいけど、何処から入るのが正しいのかな?
右写真が正門(仁王門)と思うんだけど・・・ちょっとばかり迷いましたよ。
    
ありました、これが仁王門ですな。というか、五重の塔もあったりして結構広いのね。

          
ここには載せてないけど、またまた御一行様が押し寄せ、そして去っていきました。
抹茶ショコラが溶けている。やっぱ暑いんだな。

                
五重の塔。また、香川県のなかではここの納経所が一番すごかったですな。

無事に70番も終了。
一息ついたところで民宿に電話し、宿泊を確定。電話をしたのが14時21分。
間に合うのか?ちょっとばかり不安になってきた。
最悪の場合、67番を明日に回すしかないか。

次の69・68の場所がまたようわからん。
逆廻りには常にこの苦労(苦労というほどでもないけど)が付きまとう。
というわけで、北(と思ったけどやっぱ西かな)へ。


第71番;弥谷寺 [四国八十八箇所]

2007年9月15日。
遂に念願の(?)死の旅へ。目論見は、本日71番から67番までを廻り切り、雲辺寺に最も近いとされる民宿に泊まり、そして翌日最終目的地第66番を踏破して帰る(今までが失敗の連続だった-今回のこの弥谷寺も本来であれば4月29日に終わっていなければならなかった-ので今回も不安)。2日間いっぱいかけての計画だが、3連休なので最終日が予備日となる。
体調もそれほど万全ではない(実は先月末に腰を痛め、それが未だに治らん)が出陣。朝7時台に出る予定だったが、日常の疲労には勝てず、結局出たのは8時35分。基本的に平地である。坂出の金山トンネル付近が急な上り坂なので、ここだけは自転車を押して進む。涼しいし、なかなかのペースで進む。そうこうして2時間ちょっとで経度的には道隆寺(第77番)や善通寺(第75番)あたりまで来た。これは思っていたよりも速いペースだ。朝寝坊した甲斐があった(‐◎_◎)ノ。だが、この辺からいよいよ日差しが強くなり始め、暑さとの戦いも。
基本的にノンストップで進んできたが、いよいよ鳥坂峠への登り坂にさしかかるとさすがに疲れ、一旦休憩。
腰痛が思いのほか厳しい。
まずいな。。。暗雲が立ち込めてきた(天気は晴れ)。

休憩時のワンショット。73番出釈迦寺奥の院が見えますな(弥谷寺と関係ないけど)。
    
いきなり73番奥の院、失礼いたした(‐◎_◎)ノ。

ここからが登り坂で、これまでの経験からすると自転車を押していけばたいしたことはないのだが、今回は腰痛というお荷物が。思いのほかハードだ。今回の旅は無理かもしれない、と早くも弱気になってきた。

ようやく鳥坂の峠を越え、暫く下ってまた登り。腰痛にはこたえるのう。目的地弥谷寺の駐車場は「ふれあいパークみの」(ここは仕事できたこともあり知っていたのです)の上にある。

    
というわけで弥谷寺のある山の遠景。見えないですね。何処にあるのかな?
ちなみに中腹に見える建物が<ふれあいパークみの>です。
どうにかこうにか(いや、腰痛がほんとに辛かった)駐車場まで登り切り、11時24分目的地到着。
3時間は想定外にいいペースだ。
自転車を結びつけ、さあ、いきますよ。

          
何とも古い案内板だ。しかもでかい。というかここは意外に広いんですね。
というわけで、結論から言うと4月29日(第73番b;出釈迦寺奥の院2007年9月11日アップ分参照)にここに来て納経に間に合っていたとしても全ては廻りきれなかったようです。
従いまして今回の訪問は必然であったようですね。

ここは昔から死霊のゆく山と信じられているらしい。賽の河原とかある・・・
期待は膨らむ一方だ(‐◎_◎)ノ。

          
ひたすら階段を登らなければならないのもここの特徴。仁王門(左)も賽の河原(右)もひたすら続く階段の通過点に過ぎない、という感じだ。

          
移動は階段。あんまり平地がないですな。
天霧城跡(標識を右へ)も気にかかるが、残念ながら行く余裕はない。

          
本堂(左)と大師堂(右)。
大師堂と納経所他は同じ建物内にあり、他とは違い、露出した大師堂に対して直接お参りする感じがいいですな(他にもそういうところあるけど)。
ついでながら、大師堂、納経所よりさらに奥に勝手に進んでいったら「ここからは違います」とのことでした。すいません(^^;
納経所にある水道の水は飲んでも大丈夫ということで腹いっぱいがぶ飲みしましたよ。

    
これなんか結構角度が想像できますな(‐◎_◎)ノ

                
菩薩様は大きく、思わずひれ伏してしまいそう(左)。そして納経(一応右ですね)。

    
ついでながら本堂を撮ったその場所で振り返って撮った写真がこれです。
結構高いんですね。
というか、本日の計画は達成できるのだろうか。。。

とはいえ、ここも大変いいところでした。1時間近くいたようです。
以前白峯寺(第81番)を絶賛致しましたが、ここも外せませんな(‐◎_◎)ノ。


無題 [四国八十八箇所]

8月15日の大窪寺以来、止まってしまった。本来はあの数日後に西へ向かうはずだったのだが、体力が全く回復せず、結局何処も廻ることなく家で休日を過ごした。で、その成果がこのブログであり、HPである。これはこれでよかったとすべきだろう。

9月。気付いてみると、もう時間がない。。。

寒くなってしまっては、もう行けないだろう(それもまたいいのだろうけど)し、第一そういう機会もあるかどうか。。。先月の大窪寺で地獄を見た身として、次の西への遍路は正直言って怖い。下手をすると今度こそ命を落とすかもしれない。だがそんなことを言っていては永遠に進むことは出来ないであろう。。。

いま、遣り残していることはあるか、と問われればたくさんある。もっと軽い意味でやりたいことも含めれば、あと何年かけてでも、と思うことが多種多様にある。ただ、今の私にとって、時間的制約を含め達成困難かつ優先順位の高いものを挙げるとするなら、それは66番踏破(香川県の八十八箇所踏破)に他ならない。

9月15日。今年最後の3連休(になると思う)。恐らく最後のチャンス、いざ、死の旅へ。


(番外編)女体山その2~帰路へ(第88番;大窪寺) [四国八十八箇所]

奥の院が大いに期待を下回り、落胆した私は、うつむきかけた気分とは裏腹に、帰路に着くべく山を登り続ける。

       
見えにくいけど、結構登ったのね。

上写真からほどなくして下りとなったか、と思いきや車道(!?)に合流。

       

え、ここは。この車道は。。。。?
ここは昨日の分岐点ではないか(番外編;女体山・奥の院コースへ-第88番;大窪寺-の下から3番めの写真「四国のみち(四国自然歩道)小川のせせらぎのみち案内板」付近をご参照ください)。
当然茶色のコースから帰ってきたわけだが、昨日こちらを選択していれば本当にほんのちょっと(高さにして10メートルくらいいや、それ以下かな?)だけ登っていればあとは下りだったわけ?これだったらすぐに大窪寺についてたじゃん。
1.2キロだし。しかもほぼ直線。
昨日お世話になったお遍路さんもこちらが早いと言ってたが、段違いに早いではないか。
納経も昨日中に終わってたかもしれない。
唖然。。。
ちなみに昨日は、左側の車道(昨日の白のコース。見るからに下ってますよね。)から大窪寺へ大きく回り道をして死にかけながら到着しました。
ちなみに本日は、右側の山道から帰ってまいりました(前日の茶色のコースですね)。

知らなかったとはいえ、酷い。。。

さ、あとは昨日の道を戻るだけ。女体山山頂からずるずると下り、自転車で帰るだけだ(なんかえらい早い立ち直りですな)。

というわけで再び女体山。

    
標高776mなのか。そして見えにくい(見えないですね)けど、木の向こうには例の岩山が。
         
ここでも仰向けになって(なにしろきつい)ゆっくり休んだあと、さ、帰りますよ。

    
かなり急です。写真だと角度がわかりにくいですな。
昨日は疲れて蟻や蚊にまみれて寝転がったこの下り、あと少し(恐らく5分もかからないだろう)で自転車に乗れる!!と思いきや。。。?

何か聞こえる。動物の、それもかなり大きめと思われる動物の声が。太い。腹にこたえるような声だ。ぎょっとしてこちらも動きを止める。何も起こらない。再び下り始めるとまたあの声が。。。。
こちらから姿は見えない。実は弱小動物か、もしくは意外にも少し大きめの鳥なのかもしれない。しかしこちらが動いたら声がする以上、向こうにはこちらが見えている。威嚇の声である可能性が高い。もし猪とかだったら。。。映画ハンニバルでは、最後、豚(あれも猪なのかな?)に人間が食われちゃってるし、下手に石なんか投げたら向かってきそうだし。。。もし来られたら戦うどころか逃げる体力さえない。こんなところでやられたら助けてもらえないどころか、よくても白骨化した死体としてしか発見されないだろう。。。。

というわけで、再び女体山山頂へ登山(T_T)。
上から2番目の写真の車道を反対側(手前側ですな)に下り、延々と歩くことに。
果たして自転車にはめぐり合えるのでしょうか(全く確証なし)。。。
         
すごい遠まわりだ。霧まで立ち込めてきた。ここで襲われても終わりだな。

歩きまくってわけわからん。下り坂であることだけが救いだ。そして。。。

ありました、自転車が。しっかりと繋がれたまま、何事もなかったかのように佇んでおりました。

下る直前のワンショット。
    
しかし、あの声は何だったのだろうか。。。

ここからは早い。昨日何回も休み、何時間もかけて登ったこの道を、昨日の分岐点までわずか15分程度(途中の寄り道時間除く)で下りてしまった。引力には勝てん。

          
運命の選択でしたね(左)。改めて撮ってしまった。
大窪寺よ、もう二度と来ないぞ、と思いましたよ(右)。

こうして地獄の旅はどうにか無事に終了いたしました(このあとの帰路もきつかった)。


第88番b;大窪寺奥の院 [四国八十八箇所]

 4月29日に私を打ちのめした出釈迦寺(第73番)の奥の院、あれは大変素晴らしかったので、こちらの奥の院も、ましてや結願である。その奥の院たるやいかばかりであろうと期待は膨らむ。
2005年8月15日。まだまだ地獄は続く(昨日休んでるからちょっとだけ元気)。

  ここ(大窪寺)から登りますよ。

やはりきつい。なかなかの上り坂だ。やはり疲れてどうしても休んでしまう。といいつつも一応一晩休んで水も飲んでるので、昨日よりは速いぜ。
    
おおっ、あの山は!!大窪寺の背後に聳える岩山が横目に!!こんなところまで登ったのか!!
ちなみに女体山展望台(昨日をご参照)があのどこかにあるのかな。
ようするに私は昨日、あの向こうを廻って大窪寺に行ったわけね(すごい遠まわりだ)。

          
上の写真のところからまだまだ登る。
昨日野宿したところがあんなに小さく(左の写真)。
またまた疲れて仰向けになって休みました。基本的にぼろぼろですね。で、そのとき撮った空の写真(右の写真)。木に鳥がいます(見えませんね)。

そして着きましたよ。          え。。。
          
。。。。。。。

さすがは結願の奥の院ですな。
うーむ。。。


第88番;大窪寺(3回目-先回敗北したからこれが2回目かな?) [四国八十八箇所]

2007年8月15日。
夜が明けた。一晩中便器の上で身体は起きていたし、一睡もしてないので疲れはあまり取れていない。蚊さえいなければ地面に寝れたのだが。。。
前日のうちから例のお遍路さんは5時半には出るとおっしゃっていたので先に4時くらいに挨拶を済ませ、7時納経所があくのを(そして当然茶店で何か食いたい)待つ。

    
日の出。6時半くらいだったかな。いきなり暑い。。。
ちなみにこの日差しが強力で、この日の大窪寺の写真はいまいち冴えない。

          
野宿した休憩所とゾンビ(30は若く見えるな)ですな(‐◎_◎)ノ
7時までに写真を撮りまくる(写真を帰って見たが、いまいちだった。疲労のせいか?)。

    
さすがは結願。いつ見ても風格がありますな。

          
写ってないけど、既に数名の方がいらっしゃってます。早いですねぇ。
納経一番のりもどうかと思ったので、下の茶店(2店ある。というか片方はうどん屋という感じですか)に行ってどちらかで何か食べようと思ったら、「まだご飯が炊けていません」「食事は8時からです」のダブルパンチ。酷い。
しょうがないので甘系飲料を買い込んで納経へ。
                
ついに納経完了。本当に辛かった。

          
      さあ、奥の院へ行きますよ。      と思ったらシマヘビがいました。


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