さらば、香川県 [香川県にて]
転勤により香川県を去ることとなった。
2007年12月24日。
この日を最後に香川を去り、新任地の熊本県へと旅立つ(前の記事はそういうことでした)。
2年と10ヶ月ではあったがとても有意義な時であった。
香川県、そして香川県の皆さん、本当に有難う!!
ホテル<レオマの森> [香川県にて]
下手クソ写真 [香川県にて]
最近デジカメ技術にちょっと不安且つ不満を抱いていたが、今回初の夜景に挑戦。
全て2007年11月14日撮影。一昨日ですな(‐◎_◎)ノ。
宇多津駅の南側。19時51分撮影。
上の宇多津駅南口側。違うアングルから。
高松駅。23時35分撮影。唯一うまく撮れた。
高松駅前。シンボルタワーですな。上の高松駅と同じ時間帯に。これは駄目だな。
もっと練習せんといかんな。
禁断の聖域を目指して [香川県にて]
以前よりどうにか踏破したいと思っていた地。
(尚、今回の失敗及び経緯より、場所名及び写真といったものは全て割愛させていただきました)
観光というか、人が数多く来る場所からさらに奥へ進むことにより到着するその地は非常に危険な場所であり、本来足を踏み入れることが禁止されているとさえいわれている(ただし、地元の方々はあまり関心がないようだ)。
八十八箇所霊所中、香川県の全23箇所踏破という目的を達成した私は次なる目的を達成すべくここ数週間そのチャンスをうかがっていたが、この2週間、週末に限って雨が降り、今回ばかりは生命の危険を伴うことから無茶な冒険は控えていた。
2007年11月3日。遂にそのときがやってきた。週末の雨もなく当日も晴天。最期の目的を達成すべくいざ出陣。
屋島 [香川県にて]
そう、ご存知、屋島である。
2007年10月20日。香川県内の八十八箇所納経の殿として(屋島寺は別記事にて)、そして先週の源平合戦体験に気分をよくして、そして再びあの場所を目指して出発しましたよ。
本日の予定は次の通り。
①先ずは先週洞窟を観に行ったあの登山口に先回同様自転車を結びつけ、屋島北嶺を楽しむ。
②続いて南嶺に行き、屋島寺他を廻る。
③再び北霊に戻り、霊の洞窟を再び。
④自転車に乗り長崎の鼻へ。
という感じですな。屋島なんて近いし、恐らくは楽勝コースのはずだ(いいのか?そんなこと言って)。
12時ジャスト、①開始。先週の夕方の登山とは違い大変明るい。ところが登り始めた瞬間、いきなりなにやら変な(電子音みたいな感じの)音が聞こえてちょっとびっくり。ラップ音か?そういえば先週もそんな音がしたようなしなかったような。。。いきなり不安な出だしだ。途中視界が開けるたびに遠景の写真を撮りながら先週の洞窟を横目に過ぎ去りさらに少しだけ登るともう一つ洞窟(穴というべきか)があった。例の洞窟の延長だろうが、藪が深くちょっと行けなさそう。取り敢えずそのまま通り過ぎ、さらに登り詰める。意外に急な勾配で、雲辺寺を思い出す。途中数人のかたとすれ違うが、ここは遍路道ではないため雲辺寺のときのようにお遍路さんとは遭わない。観光というかハイキングののりか。ちなみにいつものことだが、すれ違う人はいれど、私と同じ方向に向かう人はいない。やはり私の行き方は邪道なのだろう。とまあ、道については意外に急な勾配が続き、なんと!!
(左)昼間だし、先週と違い道は明るいんですけどね。。。
(右)先週の洞窟から少し登ったところにも穴はあった。結構深いのだな。。。
(左)いやー、今回も結構登ったな、景色が開けるたびに写真を撮りながら登ったのだが。。。
(右)なんと、このような展望台があったとは。
展望台があるではないか(上の右側の写真ですね)!!
というわけでここで休憩がてら写真撮影。
展望台よりの景色代表。高松市です。遥か向こうにあの雲辺寺があるはず。
展望台を後にさらに南へ進む。登り口で案内板を見ているのでだいたいの雰囲気がわかっているせいか迷いも不安もない。予定通り分岐点へ。左右どちらから行こうか迷ったが右側に案内板が見えるのでそちらから行くことに。そうしたら案内板の図を見ると左右の道の中央にも道がある。というわけで左も右も真ん中も通りたい私は図々しく真ん中を行き、そして左右どちらかから戻り、戻った逆側から再び南嶺へ行くことにしましたよ。邪道ですな(‐◎_◎)ノ。
左;あれが分岐点か。
右;分岐点右側にある案内板。この分岐点の間にも道があるのか。
中央の道に入る。左写真は入ってすぐ左手にあるところ。なんだか静謐なる別世界という感じ。
(右写真)中央の道はアスファルトではなくこんな感じ。風もなく、不思議なくらい静かで、やはり別世界に迷い込んだかのよう。なんだか得体の知れぬ怖ささえ感じる。
左;突然開けた。こんな広場があるのか。人もいないし(と思ったら観光のおじさんがいた)、相変わらず静かだ。
右;千間堂跡(せんげんどうあと)。学生時代は歴史が大嫌いだったが、こうして体感すると面白い。
魚見台なる展望台からの風景。高松市ですな。
左;魚見台の一つ北側の展望台より。女木島です。
右;風が強く(中央の道の無風が信じられん)これ以上前へ行けない(というかここにも本当は行っちゃいけないんだけど)。強風に巻かれて落ちたら即死。
東側へ。八栗寺の背後に聳える五剣山だ(左)。こちらも落ちたら即死やな(右)。
さて、②南嶺へ向かいますよ。
ほどなくして南嶺に潜入。まあ、一般的に屋島と呼ばれて思い起こされる、あの観光地のイメージですかね。
左;賑やかだな。まさしく観光地という感じですか。さっきまでの北嶺とは雰囲気が全然違うぞ。
右;おおっ、源平合戦ではないか!!先週の現地廻りが予習になった!!
懸案の<血の池>に。まあ、普通の池ですな。鯉が泳いでます。むしろ右写真の廃屋の方が印象的でしたな。
そして第84番霊所;屋島寺へ行きましたよ(次の記事参照)。
先回はわからなかったけど、屋島寺そのものは小さいんですね。
で、屋島寺を出てまた廻りますよ。
左;屋島水族館。素通りしましたよ。
右;屋島城跡よりの風景。だいぶ日が傾き始めたな。楽しい時の経過は早い。
お、ケーブルだ。完全に廃墟と化してます。夜はお化け屋敷でしょうか。
左;どぶ池発見。
右;ところどころに散見される、こういう山道は何処へ繋がっているのであろうか。。。
左;八栗寺(第85番霊所)への遍路道。これが正しいルートなのか。
右;野猿発見。近づいたら逃げられた。
というわけで③再び北嶺へ。
北嶺にはいるともはや南嶺の賑わいはない。来るときも感じたが、あまりにも雰囲気というか空気が違いすぎる。静か過ぎて怖いくらいだ。ここでも途中に見られる数々の分岐点。何処へ繋がるのであろうか。。。
ウバメガシの純林(左)。珍しいらしい。だいぶ日が傾いてきたな(右、高松市方面)。
展望台で最後の眺めを暫し楽しみ、いよいよ下山。
来た道を戻るだけなんだけど、これがまた怪しげな山道だ。夜は絶対来れん。
先週下見しました、例の洞窟ですな。この辺は怪しすぎて滅茶苦茶怖い。
だが先回同様、可能な限り接近してみよう。
写真ではわかりにくいが、結構大きい。入口のみが少し狭いだけで、中は大人も立って入っていけるほど大きいのが今回わかった。カメラのフラッシュを頼りに中をのぞいてみたが、一番奥が確認できない。かなりの深さである。最奥からは死霊がこちらを見ていて、入って来ようものならあの世へと引きずり込もうとしていたかもしれないな。
(と興奮気味に書いてはいるが、後にこの洞穴は人工のものということがわかってがっくり)
お待たせいたしました。留守番有難う。
それでは、案内板中一番下(一番北側になるんですね)の④<長崎の鼻>へ行ってみましょう。
到着いたしました。勿論先端まで行けます。
島々が眼前に見え、屋島山頂からの風景とはまた違ったよさがありますな。
上の写真の先端から屋島を振り返ってみました。展望台が見えます(左写真)。
で、砂浜に下りて暫し寛ぎましたよ(右)。
例によって鳥居があったりして別世界への道標となっているかのようです。
それでは、帰路へ。
まる一日かけての屋島であった(それだけに気付いてみるとこの記事もえらい量ですな)が、あっという間という感じで時が過ぎ去った。
帰りの道中にて。有難う、屋島。
屋島北嶺登山道の洞窟 [香川県にて]
源平合戦鑑賞を終え、いよいよ本日の観光編メインイベントへ(勿論本日そのもののメインイベントは八栗寺ですよ)。この洞窟の存在については、随分前から会社の先輩から聞いていたので知ってはいたのだが、行けるの行けないの話で場所についても具体的にどこかわからないまま結局この日に至ってしまっていた。 前日その先輩からだいたいの場所を訊いていたのでその記憶を頼りに屋島の周りを東から北上。途中、これかな?と思われるような分岐点もあったのだが取り敢えず訊いていた場所のあたりまで寄り道せずに進んだ。そしたらまさにここでは?と思われる山道に差し掛かり、その場で例の会社の先輩に電話して確認(申し訳ございません)!!
どうやら間違いないようだ。とはいえ時刻は17時近く、山の東側なので、山道に入ってしまえば結構暗い。
まあ、折角だし、と思いいざ潜入(‐◎_◎)ノ。
登り始めた瞬間からなんですが、なんか変な雰囲気なんですね。異様というか怪しげというか。。。
気持ちの問題でしょうかね。
約400メートル進んだあたりか。高度もそこそこで景色もなかなか、というところで。。。
出たよ。これですか。穴は一つじゃないのね。
なんか思ってたよりも独特の雰囲気ですな。
ちょっと気が引けるんだけど、せっかく来たし行ってみるか。
近づいてみると落石の恐れ等の理由で絶対に入らないようにという札が立ててあり、ロープも張られている。
というわけで、ロープぎりぎりのところまで進み写真撮影。
左;一番右の穴。奥は深いのかな?フラッシュたいても奥は暗くてわからない。かなり深そうだ。
右;右から2番目の穴。ここも暗い。
左;右から3番目の穴。暗い。気付き(見え)にくいが手前には入るなとロープが張ってある。
右;左写真の遠景。手前の木のよじれ方が。。。
源平合戦のまさしく戦地でもあるし、死霊の怨念の力が木をねじってしまったのだろうか。。。
霊的な場所というものはこういう不可思議なものがよくありますなぁー(今までの八十八箇所廻りでも結構こういうの観たなー)。
だからこそ霊的なのだろうけど。
ここは霊界への入り口と結界なのだろうか(そういえば映画<死国>もこういうところが出たな。あれも四国八十八箇所に関係するお話でしたね)。
登って来た道を撮ってみました(この方向に帰ります)。
さて、霊にとり憑かれないようにとっとと帰りますよ。
いやー、なかなかでしたな。というか、結構怖かったですね(‐◎_◎)ノ
源平屋島合戦古戦場 [香川県にて]
うどんが香川県であることも、こんぴらさんや小豆島が香川県であることも知らなかった(2007年9月8日アップ分参照)私がこのような歴史的なものを知るよしもなかったのだが、これについては最近会社の先輩から聞いて一応知っていた。
四国八十八箇所に始まり、そのルーツのひとつ(偶然の出会いとはいえ先程の州崎寺)、そして今回の源平合戦の地に触れることが出来ようとは。。。
かつては教科書上に載っていた遥か昔の御伽話に過ぎなかった源平合戦、それがいま血生臭き悲劇として眼前に甦る。
州崎寺 [香川県にて]
何気に源平屋島合戦古戦場のあたりをうろうろしていたら、ここにもという感じで寺があった。四国は本当に寺が多い。これまでは八十八箇所最優先だったので他の寺には見向きもしなかったが、一通り廻って精神的に余裕のある私は入り口のところにある源平屋島合戦古戦場の石碑に気付き、観光ついでとばかりに入ってみましたよ。
道の駅 源平の里むれ [香川県にて]
2007年10月8日。志度寺の帰路である。帰路ではあるが、往路にもここは通っている。2年前はこんなのなかったような。。。と思いながら折角とばかり行ってみることにしましたよ。
ちなみにこれは志度寺を出てすぐの海辺から見た八栗寺と屋島寺のある山々ですよ。
いつもとは逆アングルですね。
というわけで<気になっていた場所>に着きましたよ。