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(第10回)光速への見落とし [対局日誌(将棋)]

なんとも微妙な標題ではないか。
実を言うと最近の将棋はいまいちなのだが、この将棋もしかり。標題の意味するところを具体的にしていこう。

相手はおなじみのW氏。私が後手である。
ここ最近、私の横歩取り△3三角戦法をまったく受けてくれなくなった氏との対局、ひねり飛車模様の展開に。

対局日誌第10回-1.jpg
飛を封鎖された局面より。

以下△9五歩▲同歩△9六歩▲7五歩△5六飛▲同歩と進んで37手目図。

対局日誌第10回-2.jpg


飛を8六においたまま頑張るのはよくなかったか。既に苦しくなっている。

苦戦を意識した私はもはやままならぬと見て△3六歩▲同歩△4五桂と勝負に出た。
勿論成算はない。
以下進んで46手目図。

対局日誌第10回-3.jpg


どうにか攻めが繋がりそうだ。先手は面倒を見過ぎたか?
以下▲3五歩△9九飛成▲8七金△5七桂成▲同銀△7九龍▲8四桂△6一玉▲2四歩と進んだが、そこで△3一金(第56手目図)がなかなかの手であった(自分で言うのもなんだが)。

対局日誌第10回-4.jpg 


標題の核心はここから訪れる。

対局日誌第10回-5.jpg



7七の桂を取った局面。後手からは△3六桂が見える。だが持駒の関係もあり、打つタイミングを間違うと寄せ損ないそうだ。さて、いつ決行するか・・・

以下▲2三と△3六桂▲3七銀引と進んで65目図。

私はすぐに△3六桂を打った。だが、これは勘違い(読み抜け)。▲3七銀と受けられ、次に桂を取られては終了だ。

ぼーっと考えているうちに意外な手を発見する。以下△2八金▲同銀△6七馬と進んで68手目図。

対局日誌第10回-7.jpg

金を打ち捨てて銀を取らずに馬を寄る。
この△6七馬はとっさに気付いた手だが、これでどうやら先手受けに窮しているようなのだ。

対局日誌第10回-8.jpg


素晴らしい寄せ手順だ(結果論だけど)。
ここで放った△2八歩がまたいい手だった。以下▲3六銀△2九歩成▲同銀△3七桂と進んで76手目図。

対局日誌第10回-9.jpg

 

どうやら攻めは繋がったようだ。

偶然手(△6七馬)を見つけたというのがかっこ悪いですな。読んで指せているならプロ級かな。
ま、指せただけいいか。


タグ:将棋
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