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(番外編)女体山その2~帰路へ(第88番;大窪寺) [四国八十八箇所]

奥の院が大いに期待を下回り、落胆した私は、うつむきかけた気分とは裏腹に、帰路に着くべく山を登り続ける。

       
見えにくいけど、結構登ったのね。

上写真からほどなくして下りとなったか、と思いきや車道(!?)に合流。

       

え、ここは。この車道は。。。。?
ここは昨日の分岐点ではないか(番外編;女体山・奥の院コースへ-第88番;大窪寺-の下から3番めの写真「四国のみち(四国自然歩道)小川のせせらぎのみち案内板」付近をご参照ください)。
当然茶色のコースから帰ってきたわけだが、昨日こちらを選択していれば本当にほんのちょっと(高さにして10メートルくらいいや、それ以下かな?)だけ登っていればあとは下りだったわけ?これだったらすぐに大窪寺についてたじゃん。
1.2キロだし。しかもほぼ直線。
昨日お世話になったお遍路さんもこちらが早いと言ってたが、段違いに早いではないか。
納経も昨日中に終わってたかもしれない。
唖然。。。
ちなみに昨日は、左側の車道(昨日の白のコース。見るからに下ってますよね。)から大窪寺へ大きく回り道をして死にかけながら到着しました。
ちなみに本日は、右側の山道から帰ってまいりました(前日の茶色のコースですね)。

知らなかったとはいえ、酷い。。。

さ、あとは昨日の道を戻るだけ。女体山山頂からずるずると下り、自転車で帰るだけだ(なんかえらい早い立ち直りですな)。

というわけで再び女体山。

    
標高776mなのか。そして見えにくい(見えないですね)けど、木の向こうには例の岩山が。
         
ここでも仰向けになって(なにしろきつい)ゆっくり休んだあと、さ、帰りますよ。

    
かなり急です。写真だと角度がわかりにくいですな。
昨日は疲れて蟻や蚊にまみれて寝転がったこの下り、あと少し(恐らく5分もかからないだろう)で自転車に乗れる!!と思いきや。。。?

何か聞こえる。動物の、それもかなり大きめと思われる動物の声が。太い。腹にこたえるような声だ。ぎょっとしてこちらも動きを止める。何も起こらない。再び下り始めるとまたあの声が。。。。
こちらから姿は見えない。実は弱小動物か、もしくは意外にも少し大きめの鳥なのかもしれない。しかしこちらが動いたら声がする以上、向こうにはこちらが見えている。威嚇の声である可能性が高い。もし猪とかだったら。。。映画ハンニバルでは、最後、豚(あれも猪なのかな?)に人間が食われちゃってるし、下手に石なんか投げたら向かってきそうだし。。。もし来られたら戦うどころか逃げる体力さえない。こんなところでやられたら助けてもらえないどころか、よくても白骨化した死体としてしか発見されないだろう。。。。

というわけで、再び女体山山頂へ登山(T_T)。
上から2番目の写真の車道を反対側(手前側ですな)に下り、延々と歩くことに。
果たして自転車にはめぐり合えるのでしょうか(全く確証なし)。。。
         
すごい遠まわりだ。霧まで立ち込めてきた。ここで襲われても終わりだな。

歩きまくってわけわからん。下り坂であることだけが救いだ。そして。。。

ありました、自転車が。しっかりと繋がれたまま、何事もなかったかのように佇んでおりました。

下る直前のワンショット。
    
しかし、あの声は何だったのだろうか。。。

ここからは早い。昨日何回も休み、何時間もかけて登ったこの道を、昨日の分岐点までわずか15分程度(途中の寄り道時間除く)で下りてしまった。引力には勝てん。

          
運命の選択でしたね(左)。改めて撮ってしまった。
大窪寺よ、もう二度と来ないぞ、と思いましたよ(右)。

こうして地獄の旅はどうにか無事に終了いたしました(このあとの帰路もきつかった)。


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