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(第4回)わからないまま・・・ [対局日誌(将棋)]

強豪T氏とのインターネットでの対局。本日の将棋である。私が後手番となり横歩取△3三角に誘導。先手の趣向により私好みの5筋への飛の転換はならず、変則的な△8五飛型へ(元々は△8四飛型だった)。持ち時間は各々30分、使い切ったら30秒という環境。
図は41手目、先手のT氏が▲4六歩と突いた局面。

             

相変わらず迷う局面だ。①先日からの懸案△2三銀が入るか、②△9四歩と突いてからの端を絡めた攻めが間に合い有効となるか、③この瞬間に見えるある筋か。
比較するだけで時間は過ぎてゆく。。。

長考の末③のある筋に望みを託し△7五歩を決行。対して先手の▲7七桂はちょっと意外。以下△8一飛▲7五銀△5六歩▲同歩△6五桂と進んで48手目図。

             

ここまで進めば後手が桂を手持ちにすることが出来れば△3四桂があることがわかるだろう。③のある筋とはいかにして、しかも先手を取りながら桂を駒台にのせるかということであった。ちなみに48手目図で▲6五同桂は△8八角成▲同金△4四角(飛金両取り)で決まるがさすがにそんなに甘くはない。とはいえここまで進んでしまっては先手がいかに局面を抑えようとしても戦いは避けられない。また、図で▲4七銀と△3四桂の筋を受けるのも、△7七桂成▲同金に△同角成▲同角△8七飛成▲2二角成となれば相当なのだが、▲7七同金のときに△6五桂とされるとやはり先手まずい。実戦は図から▲6六銀△7七桂成▲同角△3四桂(52手目図)と狙いの一手を実現。

              

この瞬間だけ見れば決まっているようにも見えるのだが。。。
52手目図から▲2八飛△4六桂▲4七玉△3八桂成▲同玉△6五歩▲5五銀△5四歩▲4五桂と進んで61手目図。

              

△3四桂以下の手順はなかなか気分がよいが図となってみると意外に難しい。というかもしかして後手苦戦?実は▲4五桂を見落としていた(アホやな)。相変わらず懸案の△2三銀が入っていれば△2二角と引くことが出来るのだが。やっぱり△2三銀は入れておくべきなのかな?
図で△4二角と逃げるのは▲5四銀で一気に逆転する。
というわけで実戦は図以下△5五歩▲3三桂成△同桂▲5五角(65手目図)と進む。尚、このブログを書きながら気付いたのだが、手順中△6五歩で先に1回△5四歩と打っておくのだったか(対局中は今後は先手から▲3四桂△2三銀▲2二歩の筋が見えて急がされている感じだったので手を渡す順は全く思い浮かばなかった)。▲5五角は最善手かどうかわからないが、△4六桂を消してなかなかの味。このまま後手に手がなければ先手に立ち直られてしまう。さて、どう攻めを続けるか。。。

              

私は△2六歩と打った。放置すれば勿論次は△2七銀。従って先手は▲2六同飛と取り、△2五銀▲2八飛△3六銀と進みぎりぎりの攻めながらなんとか手が繋がったと思っていたが、そこで▲7二角が勝負手。こう指されてみるとまだまだ難しい。ここからは手順だけを示すが、▲7二角以下△2七歩▲同飛△同銀成▲同角成△3六歩▲3四歩△3五桂▲3六馬△4五金▲1八馬△5五金▲3三歩成△同銀▲5五歩△2六歩▲2八歩△2七歩成▲同歩△5八飛▲6九金△5六角(92手目図)以下、どうにかこうにかという感じで押し切った。

              

本局はお互い持ち時間を使い切っての静かなる熱戦だった。
△3四桂を実現するために桂を持ち駒にする指し方がなかなかだったと思う(自分で言うのもなんだが)。
いろいろと問題を含んでいると思われますので、ご指導お待ちしております。


タグ:将棋
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